プロフィール

 

 

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来年はもう会社はないかもしれん。そうなったら、この家にも住めなくなる。

お前はそんな余計な心配をする必要のない立派な会社に入れよ

 

経営が傾いていた町工場を無理やり引き継がされた父から、

毎年、年末になると癖のように聞かされていた。

 

その影響からか、祖父や親戚の後継ぎとしての期待をよそに

小学生の時には早くも大会社に入ることを目標する確固とした安定志向を築いていた。

 

義務教育終了後、高校→医療系専門学校へ進学。

 

両親の期待を裏切らないよう必死に勉強し、

卒業と同時に大手医療器メーカーに就職。

 

就職氷河期の真っただ中で、

大手医療器メーカーに就職したことを両親は大いに喜んでくれたのだが・・・

 

月6000円のボロ社員寮に入り、頑張って節約しても生活がままならない安月給、

死んだ魚の目のような絶望感を漂わせた社員ばかりが集う窓際部署への異動、

 

というダブルパンチに耐えかね、2年半で退職、

両親を落胆させる。

 

その後、両親への後ろめたい気持ちから逃げるように、

地元から遠く離れた自動車工場の製造ラインに派遣社員として就業。

 

前職の倍近い給料がもらえることに驚きと嬉しさがあったが、

翌年にクーリングオフ(派遣の一斉切り)があるとの噂を耳にして、

派遣という立場の危うさを知り、3ヶ月で辞める決意をする。

 

とりあえずでいいから、しばらく食べていけるだけの安定が欲しい

 

ワラをもすがる思いで期間従業員の募集に駆け込んだところ、運良く採用され、

派遣社員の時と同じ製造ラインにそのまま携わる。

(翌年、噂通りにクーリングオフが実施され、期間従業員に鞍替えしなかった人は、

みんないなくなる)

 

3年の月日を経て、期間満了を迎える頃、

長期満了者を対象としたグループ会社への就職斡旋システムがあることを知り、

迷わず応募、

 

無事に子会社である自動車部品メーカーに就職を決め、

3年ぶりに両親に報告、後ろめたい気持ちから解放された気がする。

 

「これでようやく心身ともに安定した生活が送れる。

これから妻と子供とともにのんびり暮らしていこう」

 

就職後、すぐに結婚し、そう思い描いていた。

 

だが、

期間従業員として働いていた親会社との、あまりの労働環境の落差に絶望する。

 

一日中、早回し再生しているかのような息をつく暇もない作業スピード

間違いや失敗を犯すと飛んできて怒声を浴びせたあとネチネチと嫌味を垂れる上司

朝日が昇る前に出勤し、沈んだあとに帰宅の毎日

妻と2人なんとか生活ができる程度しかもらえない給料

 

「ようやく穏やかに暮らせると思ったのに・・・、

 でもこのまま居続けたら、いつか壊れるかもしれない」

 

急いで新たな転職先を探すが、

当時リーマンショック直後の世界的大不況、

当然良い再就職先など見つからず、逃げることさえも出来ない。

 

労働監獄」

 

そんな言葉が頭に浮かび、離れなくなる。

 

「このままこれが続くのか...」

そう思った矢先、異動を命じられ、

ライン作業から外れたことにほっと胸をなでおろすが、

短期間に様々な部署をたらい回しにされ、

行き着いた先は通称「うつ病量産課」と呼ばれる部署。

 

年に何人かは、うつ病が原因で長期休暇を申請するという、恐ろしいところだった。

 

・ひと月100時間オーバー残業当たり前(もちろんサービス残業で)

・頻繁に発生する生産工程のトラブルで、製造責任者からの執拗な呼び出しとクレーム

・頻繁にある休日出勤で休みさえなし

 

もはや「労働監獄」も生ぬるい「労働地獄

 

部署に慣れるに従って確実に拘束時間が増していく。

 

もはや地獄に落ちるのは時間の問題

 

「何とかしなければ...」

 

めまいを覚えながら、インターネットで血眼になって検索していた時、

偶然 ”ネットビジネス” というものを知る。

 

「誰でも簡単に副収入が得られます!」

 

怪しさ、胡散臭さが満載で、どう見ても詐欺にしか見えない。

 

「でも、もしかしたら・・・」

 

ひとカケラの期待を胸に、休日を利用してやってみる。

 

すると・・・

ひと月もしない間に5万円の副収入が!

 

唖然となり手が震える。

 

「これはすごい!ひょっとしたら、ひょっとするかもしれない」

 

更にネットビジネスについて調べていくと、

自由に生きながら安定して稼いでいる人達がいることを知り、

大きなショックを受ける。

 

会社に縛られない自由な生き方ってどんなだろう?」

 

幼い頃に確立した安定志向で今まで生きてきた自分には

想像もつかない世界がすぐそこにある...

 

そう思った時、吸い寄せられるかのように憧れが強くなり、

気づいた時には退職届を提出。

 

こうして

”副収入で得た5万円を元手に元サラリーマンのネットビジネス起業物語”

が幕を開けた。

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